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弦打の名所

弦打山歌碑・高月池

高月池の白鳥と弦打山歌碑

今を去る千百有余年前 仁和・寛平の昔,菅原道真が来てこの池に舟を浮かべ,弦打山の月を賞したので,高月池という伝説があるそうです。確かに弦打山の月は美しかったものとみえて,室町時代の宗祗法師の「弦打の山より出ずる月影は弓張りとこそいうべかりけれ」が歌碑として残されています。当時は中国の学問が盛んな時代で,中国人が美賞として好んでつける「高」の字を月の上につけて「高月池(こうづけいけ)」としたのではないかといわれています。
もし高月池が大昔にあったとすれば,今のような堤防を築いた池ではなく,青木地区と相作地区の間に大きな段差があるので,今の池の所が自然の水溜りになって,周囲には背の高い水草が生い茂った自然池であったのではないか。そして,晩春から初夏にかけて,満水した自然水に水草が若葉を出し,弦打山の影を浮かべて古代日本人の愛好した山水の美観があったのではないかといわれています。